【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の関係者は14日の会見で、新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを受けて、政府が前日発表した対応策を巡り以前の対策と大差ないとの指摘が出ていることについて、「防疫の基本哲学が犠牲や強要ではなく自律と責任に変わる」と説明した。
新型コロナワクチンの4回目の接種を受けた尹大統領=13日、ソウル(聯合ニュース)
同関係者は、前政権が営業可能な時間や人員を制限して自営業者に犠牲を強要したとの指摘に言及しながら、これからは市民の自律と責任に基づき持続可能な防疫政策を展開していくと強調した。
また、新政権が掲げている客観的資料に基づく「科学防疫」の基調に関連し「われわれが科学的危機対応を話すときは政策の結果物を意味するのではない」とし、「科学的根拠、データを基盤に専門家が直接意思決定に参加する過程とシステムを強調する意味で科学的危機対応という言葉を使っている」と説明した。
政府が国家感染症危機対応諮問委員会を発足させたことにも触れ、「専門家の提言内容が政策に反映されるようシステムを作ることが重要だ」と述べた。
一方、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が前日、新型コロナワクチンの4回目の接種を受けたことについて、「言葉で説明するよりもよいと考えたようだ。4回目接種の重要性を身をもって示した」と話した。
hjc@yna.co.kr
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