【ソウル聯合ニュース】韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は1日、国会国防委員会で、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、「GSOMIAの正常化は必要だとみている」として、「時期についてはすぐやるのか、韓日関係を大きな枠組みでみながら(正常化するかを)総合的に検討する」との認識を明らかにした。
国会国防委員会に出席した李氏(国会写真記者団)=1日、ソウル(聯合ニュース)
韓国は日本の対韓輸出規制に対抗し2019年8月に日本側にGSOMIAの破棄を通告した。米国の要求などを受けて同年11月に通告の効力を停止させたものの、GSOMIAが完全な状態で運用されているとは言い難いとの声も上がっている。
李氏は日本の対韓輸出規制が解決していない状況で日本とのGSOMIAを正常化するのは「屈従外交」だとの指摘に対しては、「屈従外交ではなく、(正常化の)方向性がいつかは国益に役立つため」と答弁した。
北朝鮮の核・ミサイルの韓日の探知能力に関しては、「(北朝鮮が)どのような形でどこまで発射するかによってわれわれが優位になる可能性も、日本が優位になる可能性もある」と説明した。
kimchiboxs@yna.co.kr