【ソウル聯合ニュース】米国ナンバー3の要職のペロシ下院議長が2日夜に台湾を訪問したことを受け、北朝鮮は3日、「米国の破廉恥な内政干渉行為」と非難するとともに中国の立場を支持した。外務省報道官が朝鮮中央通信記者のインタビューに答える形で表明した。
北朝鮮外務省の報道官が米下院議長の訪台に言及した=(聯合ニュース)
報道官は「台湾は中国から分離できない一部分であり、台湾問題は中国の内政に属する問題」との認識を示した。ペロシ氏が台湾を訪問すれば強い対抗措置を取ると中国が警告してきたことに触れ、「米国の破廉恥な内政干渉行為と意図的で政治軍事的な挑発策動こそ、地域の平和と安全を害する禍根であることを示している」と指摘した。
また、自国の内政に露骨に干渉しようとする外部勢力の動きに対抗措置を取ることは主権国家の当然の権利と主張。「われわれは台湾問題に対する外部勢力の干渉行為を糾弾し、国家と領土主権を守護しようとする中国政府の正当な立場を全面的に支持する」と述べた。
ペロシ氏の訪台で台湾海峡は軍事的緊張が高まっている。
核問題で米国と対立する北朝鮮は、米中、米ロの関係悪化が新冷戦の様相を呈する中、友好国の中国、ロシアとの親善関係をアピールしながら一層密接に結びつこうとしている。
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