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韓国外相「台湾海峡の安定重要、状況を注視」 ASEAN会議へ出発

2022.08.03 21:11

【仁川聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は3日、ペロシ米下院議長が台湾入りしたことで米中の緊張が高まっていることについて、「領域内の国家として台湾海峡の平和と安定はわれわれにとって非常に重要だ」とし、「状況を鋭意注視している」と述べた。

仁川空港で取材に応じる朴氏=3日、仁川(聯合ニュース)

 カンボジアで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会合に出席するため、仁川国際空港を出発する前に取材に応じた。

 ASEAN関連外相会合には韓国、米国、中国、日本、ロシアなど主要国の外相も参加する。領域内における安全保障に関する議題の中でも、特に台湾問題が難題になる可能性がある。

 朴氏は「今回の会議でさまざまな案件が出てくると思われるが、関連国の意見をよく聴取し、われわれの立場を説明する」と話した。

 日本の林芳正外相と会談する可能性については、「まだ会談が確定してはいない」としながらも、「会議期間中に自然と意思疎通できる機会があると考えている」と述べた。

 韓国政府は日本による植民地時代の徴用被害者への賠償問題を巡り、同問題の解決策を探る官民協議会を設置したが、外交部が大法院(最高裁)に問題の解決に向けた外交努力を説明する意見書を提出したことを受け、これに反発した被害者の支援団体が「信頼が損なわれた」などとして同協議会への不参加を表明した。

 これに関連して朴氏は「官民協議会を通じて被害者側をはじめとする国民の各界各層の意見を傾聴して取りまとめるための努力をしてきた」とこれまでの立場を改めて説明したうえで、「このような努力は今後も誠意を持って取り組んでいく予定」と述べた。また、「官民協議会のほかにも当事者や原告側と互いに意思疎通する努力も行っていく」とした。

 被害者側が参加しなくても官民協議会を続けていくのかについては、「まずわれわれが(被害者側を含め)全員を招待し、協議会で出た意見を取りまとめていく」と説明した。

 一方、今回のASEAN関連外相会合で最も注目されるASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議には北朝鮮から崔善姫(チェ・ソンヒ)外相ではなくASEAN代表部大使を務める安光日(アン・グァンイル)駐インドネシア大使が出席する見通しだ。

 朴氏は安氏と接触する可能性について、「特に計画はないが会議期間中に自然と遭遇する機会はあると考えている」と述べた。

 今回の会議で非核化に対する韓国のはっきりとした立場を改めて強く説明するとし、「北が挑発を中止し、対話と外交を通じてこの問題を解決することを求めていく」と強調した。

 ASEANに対しては、「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の積極的な政策方向を本格的に説明する予定」とし、尹政権の対ASEAN外交が本格的に始まる合図になるだろうと説明した。 

yugiri@yna.co.kr

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