【ソウル聯合ニュース】韓国の金振杓(キム・ジンピョ)国会議長は4日、来韓中のペロシ米下院議長と会談した。金氏は会談後の共同記者発表で、双方は北朝鮮による脅威の度合いが高まりつつある重大な状況に懸念を示したとしながら、「国民が実感できる強力かつ拡張された対北抑止力を基盤に国際協力および外交的な対話を通じ、実質的な非核化と平和定着を目指す両国政府の努力を支援していくことで一致した」と説明した。
韓国国会を訪れたペロシ下院議長(左)。金国会議長と連れ立って会談の会場に移動している(国会写真記者団)=4日、ソウル(聯合ニュース)
この日の会談について「韓米同盟が軍事安全保障、経済、技術の同盟へ拡大されることに注目し、包括的なグローバル同盟への発展を議会として強く下支えするための協力策を協議した」と明らかにした。同盟の発展に対する両国国民の期待を盛り込んだ、同盟70周年記念の決議案採択を積極的に検討する方針だ。
金氏はまた、米議会が昨年末にインフラ投資法案、先月には半導体の国産生産を後押しする法案を可決したことを高く評価した。米国に進出した韓国企業にとって実質的な恩恵となるよう、米議会に協力を求めたという。先端技術と供給網(サプライチェーン)協力を人材面から支えるため、査証(ビザ)の扱いについても話し合ったと説明した。
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