【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は10日、ソウル市など首都圏で大雨により死者が出るなどの被害が発生したことを受けて開かれた対策会議で、「今後、このような気象異変が頻発するとみて、根本的な対策を立てなければならない」として、「犠牲者の冥福を祈り、不便を強いられた国民に政府を代表して申し訳ない気持ち」と謝罪した。
対策会議に出席する尹大統領(大統領室通信写真記者団)=10日、ソウル(聯合ニュース)
中央災難(災害)安全対策本部によると、首都圏(ソウル市、仁川市、京畿道)と北東部の江原道で8日から降り続いた大雨により、10日午前6時までに9人が死亡、7人が行方不明となった。
尹大統領は「河川の管理システムがあるが、先端デジタル技術を積極的に活用し、すべての水路の水位を常にモニタリングして警告システムを運営することが必要だ」と強調。人工知能(AI)を活用した洪水予報など、スマート技術を用いた災害予報・対応システムを構築するとした国政課題の履行を改めて約束した。
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