【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の人権問題を担当する国連のサルモン特別報告者が29日に就任後初めて韓国を訪問し、脱北者定着支援施設「ハナ院」や南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)を視察する。韓国統一部が25日、明らかにした。
サルモン特別報告者(ソウル・国連人権事務所のツイッターより)=(聯合ニュース)
サルモン氏は30日にハナ院を訪れ、脱北者と面会する予定だ。JSA視察は31日に行う。
また、訪韓期間中、権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官や朴振(パク・ジン)外交部長官ら政府関係者、市民団体の関係者らと会談し、北朝鮮の人権状況などについて意見交換する。2019年に起こった北朝鮮軍による韓国公務員男性殺害事件の遺族とも面会する。
サルモン氏は10月に国連総会に提出する報告書を作成するために必要な資料を収集するとみられる。来月2日には記者会見を開き、訪韓の成果を説明する予定だ。
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