【ソウル聯合ニュース】韓国の国防部は5日、同部の申範チョル(シン・ボムチョル)次官とベトナムのチエン国防次官が国防戦略対話を開き、朝鮮半島を含む地域の安全保障情勢や両国の国防協力強化について議論したと明らかにした。
韓国国防部の申範チョル次官(国防日報提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
両氏は今年の国交樹立30年を迎え、両国政府が「包括的戦略的パートナー関係」への格上げを進めていることを受け、国防分野でも交流協力を拡大することで一致した。
チエン氏は韓国が引き渡した哨戒艦がベトナムの海洋安保の強化に大きく寄与しているとして、追加の哨戒艦の引き渡しが円滑に行われるよう協力を要請した。韓国は2017年と18年、1000トン級の哨戒艦をベトナムに引き渡した。現在、追加の哨戒艦の引き渡しを巡る議論が進められている。
朝鮮半島情勢を巡っては、申氏が韓国政府の対北朝鮮政策を説明し、北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和・繁栄に向けた取り組みへのベトナムの支持と協力を求めた。チエン氏は韓国政府の新たな対北朝鮮政策が北朝鮮の非核化につながることに期待を表明した。
両国の国防戦略対話は12年に始まり、毎年両国で交互に開催されている。
kimchiboxs@yna.co.kr