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在外同胞は「民間外交官」 懸け橋の役割を=済州フォーラムでセミナー

2022.09.15 16:58

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部所管の在外同胞財団が15日、南部の済州島で開催中の済州フォーラムで「平和と共存に向けたグローバル韓人の公共外交(パブリック・ディプロマシー)」をテーマにしたセミナーを開いた。発表者は約180カ国・地域に暮らす750万人の在外同胞を「それぞれの居住国でパブリック・ディプロマシーを担う民間外交官」「居住国と母国の懸け橋となる韓国文化の伝道師」としながら、使命感をもって韓国のことを伝えていかなければならないと口をそろえた。

セミナーで発表するユミ・ホーガン氏(在外同胞財団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 セミナーで最初に発表した在外同胞財団の金星坤(キム・ソンゴン)理事長は「パブリック・ディプロマシーとは外国国民との意思疎通であり、韓国の歴史や文化、政策などに対する理解と信頼を広げるとともに、外交関係の強化や国家ブランド力の向上によって国際社会でプラスの影響力を強める活動」と定義した。韓国で2016年に制定された公共外交法には、人類の普遍的な価値と韓国独自の特性のバランスを取りながらパブリック・ディプロマシーを推進すべきとの条項があるとし、これは国連が掲げる世界市民の精神とも相通じると述べた。

 米国で暮らして33年がたつというメリーランド州知事夫人のユミ・ホーガン氏は「ルーツを忘れず、次世代にわが文化を伝えることは私たちの責務」と訴えた。15年にメリーランド州知事夫人となってから力を入れたことの一つは韓国を知ってもらうための活動だったとし、夫と協力して4月5日を「テコンドーの日」と定めたり、コリアンタウン記念物の設置や韓国製の新型コロナウイルス診断キットの輸入などに取り組んだりしたことを紹介した。朝鮮戦争に参戦した米国人の元兵士にも積極的に感謝の気持ちを伝えてきたという。

 同氏は「在外同胞はどこで暮らそうとコリアンという自負を忘れてはならない」と強調。韓国系コミュニティーを発展させ、現地社会と協力し合えば、同胞社会だけでなく母国の存在感を高めることになると呼び掛けた。

 米動画配信サービス大手のドラマ「Pachinko パチンコ」に出演した在日コリアン3世の俳優パク・ソヒ(朴昭熙)氏は、両親から「韓国の外交官だと思って模範になるよう行動しなさい、誤った生き方をすれば韓国も悪く見られる」と言われながら育ったと明かした。韓日それぞれで差別を経験した同氏は「私のアイデンティティーは韓国人でも韓国系日本人でもなく、ただ在日」と語った。

 日本では右翼による在日コリアンへのヘイトスピーチ(差別扇動表現)が根強いことに言及しながらも、「韓流などの影響で韓国に好感を持つ人たちも大勢いるため、否定的にばかり見てはならない」との考えを示した。パク氏は「韓国と日本の間の存在として、在日の存在を世の中に知ってもらえるようにしたい」と述べた。

 討論に参加した外交部の李相和(イ・サンファ)公共外交大使は「政府が公共外交法を制定してからの5年間は政府中心の政策を展開してきた。この先の5年は在外同胞など民間が主体となるパブリック・ディプロマシーが活性化するよう力を注ぐ」と述べた。在外同胞が中心となった事例として、日本の戦時犯罪の真相を知らしめた「平和の少女像」の設置、朝鮮半島平和政策の広報、韓国製の新型コロナ防疫用品の海外供与などを挙げた。

在外同胞財団が開いたセミナーの様子(同財団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

パブリック・ディプロマシーへの尽力を認められたホーガン氏(右)。在外同胞財団の金理事長から感謝のたてが贈られた(同財団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

mgk1202@yna.co.kr

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