【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部の李基日(イ・ギイル)第1総括調整官(保健福祉部第2次官)は16日、秋夕(中秋節)連休の影響で新型コロナウイルスの感染が一時的に拡大したが、現在は減少傾向にあるとして、感染防止策「社会的距離の確保」を実施しなくても対応が可能であることを示したと明らかにした。
ソウル市内の新型コロナウイルス検査所で順番を待つ市民=15日、ソウル(聯合ニュース)
16日に発表された新型コロナの新規感染者数は5万人台で、前日から約2万人減った。
李氏は「政府はこれまで多くの感染者が発生しやすい施設や高リスク者を対象に防疫を集中してきた。その結果、(新型コロナの)第6波の流行は社会的距離の確保が実施された第5波の時より感染者と死者の減少が目立った」と説明。「致死率も0.11%で、経済協力開発機構(OECD)平均の0.79%より7倍以上低い」と強調した。そのうえで、「第6波の間、対応経験やノウハウ、防疫・医療の能力が多く蓄積された」とし、「今後も日常を止めることなく、コロナ状況を安定的に管理する」との方針を示した。
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