【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長は22日、ソウルで米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表と会談した。
握手を交わす韓国外交部の金健・朝鮮半島平和交渉本部長(左)と米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国外交部は会談について、「北が最高人民会議(国会に相当)で核使用の敷居を大きく下げる攻勢的な核戦略を法制化するなど核脅威を高めている状況への深刻な憂慮を共有した」と明らかにした。特に、北朝鮮が最高人民会議で採択した核武力政策に関する法令で核の先制使用や広範な核の使用条件を定め、恣意的な核使用の意図を露骨に示したことは「深刻な脅威」という認識で一致した。
北朝鮮が7回目の核実験に踏み切る場合は過去に例のない国際社会の強力かつ断固とした対応に直面すると警告し、このため緊密に調整していくことを確認した。
両氏は北朝鮮を対話に復帰させるための協力を続けることでも一致した。韓米両国は北朝鮮に対話の再開を促しているが、北朝鮮は応じていない。
北朝鮮は、非核化措置に合わせて経済支援などを行うと提案した尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「大胆な構想」も拒否している。韓米は同構想の具体的な履行方法について緊密に連携することを申し合わせた。
キム氏は同日午前、韓国統一部の権寧世(クォン・ヨンセ)長官とも面会した。同日に出国するという。
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