【釜山聯合ニュース】北朝鮮の核実験準備と核先制攻撃の脅威により朝鮮半島の緊張が高まるなか、米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」を含む空母打撃群が23日午前、韓国南部の釜山作戦基地に入港した。
釜山港に入港したロナルド・レーガン=23日、釜山(聯合ニュース)
北朝鮮の核の脅威に対抗し、韓国に拡大抑止を提供するという米国の公約を戦略資産の展開によって誇示することで、北朝鮮に強力な警告のメッセージを発することになる。
10万トン級のロナルド・レーガンは2003年に就役し、戦闘攻撃機FA18スーパーホーネットや早期警戒機E2D、電子戦機EA18Gグラウラーなど航空機約90機を搭載するため「浮かぶ軍事基地」と呼ばれる。
空母打撃群は韓米の海軍の友好と協力を強化する。今月末に朝鮮半島東の東海で韓国海軍と合同海上演習を行う予定で、米原子力潜水艦アナポリス(SSN760、6000トン級)も合流する。
第5空母打撃群司令官のドネリー少将はこの日の会見で、「韓米同盟は現代史で最も成功的な同盟の一つであり、空母打撃群の訪韓により関係を引き続き強化していく」と強調した。
米原子力空母が訓練のために釜山作戦基地に入港するのは、17年10月以来約5年ぶり。
今回の入港は米戦略資産を適時に展開するとした今年5月の韓米首脳間の合意と、米戦略資産の朝鮮半島への展開を含む同盟の抑止体制を強化するという7月の両国国防相の合意に基づく。韓米は今後、北朝鮮の脅威の度合いに応じてさまざまな米戦略資産を適時に展開するという意見で一致している。
釜山港に入港したロナルド・レーガン=23日、釜山(聯合ニュース)
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