【ソウル聯合ニュース】韓国外交部で北朝鮮問題を担当する金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長は27日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)の最高意思決定機関である北大西洋理事会(NAC)の拡大会合に出席し、北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行うと提案した尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「大胆な構想」について説明した。同部が28日、明らかにした。
韓国の金健・朝鮮半島平和交渉本部長(右)とNATOのジョアナ事務次長(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
金氏は北朝鮮が核使用の敷居を大きく下げる核武力政策に関する法令を採択したほか、今年だけで32発の弾道ミサイルを発射するなどミサイル能力の高度化を進めている状況を伝えた。そのうえで、北朝鮮の核脅威を抑止して核開発は断念させ、外交と対話を通じ北朝鮮の非核化を目指すという韓国の対応方向について説明した。
また、北朝鮮の非核化のためには北朝鮮の核開発の意志より国際社会の非核化の意志が強いことを明確に認識させることが重要だと強調した。
会合にはNATO加盟30カ国と加盟予定国、韓国と日本、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の計36カ国が参加した。
金氏はNATOのジョアナ事務次長と個別に会談し、北朝鮮の核問題などについて議論した。
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