【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は30日、国会が朴振(パク・ジン)外交部長官の解任決議案を野党の賛成多数で可決したことに対し、解任要求を受け入れないとの立場を表明した。金恩慧(キム・ウンヘ)広報首席秘書官が明らかにした。
尹大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
国会は29日の本会議で、最大野党「共に民主党」が提出した朴長官の解任決議案を可決した。閣僚の解任決議案は議員の過半数(150人)が賛成すれば可決される。与党「国民の力」議員は解任決議案に反対して退場し、169議席を有する共に民主党など野党議員だけが採決に参加した。ただ同決議案に法的強制力はない。
先ごろ英国や米国などを訪問した尹大統領は、エリザベス女王の国葬参列のため訪英した初日に弔問できなかったほか、国連総会に合わせた韓米首脳会談が見送られ、開催に合意したと発表していた韓日首脳会談は「略式会談」に終わった。これらについて共に民主党は「無能外交」「外交惨事」などと批判し、「担当長官として責任を負わなければならない」として朴氏の解任決議案を提出した。
ikasumi@yna.co.kr
キーワード