【ソウル、東京聯合ニュース】北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、韓米、韓日、米日の北朝鮮担当高官が6日に電話協議を行い、北朝鮮に挑発の中止を促すとともに国際社会の一致した対応に向け2国間、3カ国間で引き続き意思疎通を図ることを申し合わせた。
9月7日、東京で会談した(右から)金健氏、船越氏、ソン・キム氏=(聯合ニュース)
韓国外交部によると、同部の金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長は米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長とそれぞれ電話で協議した。
韓米日の3カ国は、北朝鮮が4日に中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射し、6日に再び短距離弾道ミサイル(SRBM)2発を発射したことに深刻な懸念を共有し、これを強く糾弾した。また、多数の国連安全保障理事会決議に明白に違反するこうした挑発を即刻中止するよう促した。
3カ国は、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対する国際社会の一致した断固たる対応を引き出すため、2国間、3カ国間の意思疎通と協力を続けていくことを申し合わせた。
日本外務省も、船越氏が同日にソン・キム氏、金健氏とそれぞれ電話協議を行い、北朝鮮の弾道ミサイルへの対応策を協議したことを発表した。北朝鮮が核・ミサイル活動を強化していることは国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦だとの認識を3カ国が改めて共有したと伝えている。
国連安全保障理事会は5日(米東部時間)、北朝鮮のIRBM発射を受けて緊急会合を開催したが、非難声明の採択など安保理として一致した対応は取れなかった。
北朝鮮がこのところミサイル発射を繰り返していることから、金健氏は韓米日の協議を含め米国、日本の北朝鮮担当高官と約2週間の間に6回の電話協議を行った。
北朝鮮は先月25日、28日、29日、今月1日にSRBMを発射し、金氏はそのたびに米国側、日本側と対応策を話し合った。4日に北朝鮮が日本上空を通過させる形でIRBMを発射した際には韓米日の3カ国協議を行い、さらなる挑発行為を中止するよう北朝鮮に求めた。
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