【ソウル聯合ニュース】韓国軍の合同参謀本部は6日、韓米日3カ国が同日、朝鮮半島東の東海上で北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応するための防衛訓練を行ったと発表した。
先月30日、東海上で訓練を行う韓米日の艦艇(韓国海軍提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮が4日に中距離弾道ミサイル(IRBM)を発射し、6日に再び短距離弾道ミサイル(SRBM)2発を発射するなど挑発のレベルを急激に高めているなか、韓米日は初めて2週連続で訓練を実施し、3カ国の安保協力を強化した。
訓練には韓国のイージス駆逐艦「世宗大王」(7600トン)、米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」(10万3000トン)やイージス駆逐艦「ベンフォールド」(6900トン)などを含む空母打撃群が参加したほか、日本の海上自衛隊は護衛艦「ちょうかい」(7500トン)を派遣した。1996年に進水した同艦は着艦装置を備え、対潜水艦ヘリコプターを安定的に運用できると評価されている。
韓米日3カ国は、北朝鮮が弾道ミサイルによる挑発を行ったと想定し、標的情報を共有して探知、追跡、迎撃を行うことに重点を置いて訓練を行った。
合同参謀本部は「今回の海上ミサイル防衛訓練により、北のミサイル挑発に対応できる作戦遂行能力と体制をさらに強固にする」と説明した。
ロナルド・レーガン率いる空母打撃群は先月23日に釜山に入港。26日から29日まで韓米海上合同演習を実施し、30日には対潜水艦戦を想定した韓米日の共同訓練に参加した後、日本の海域に移動した。
しかし、今月4日に北朝鮮がIRBMを発射すると5日に東海に戻った。
北朝鮮は韓米海上合同演習前日の先月25日、演習期間中の28、29両日、韓米日共同訓練翌日の今月1日にもSRBMによる挑発に乗り出した。
さらに4日にIRBMを、6日午前にはSRBM2発を発射し、実戦配備兵器の運用性を誇示したとされる。
ロナルド・レーガンは2003年に就役し、戦闘攻撃機FA18スーパーホーネットや早期警戒機E2D、電子戦機EA18Gグラウラーなど航空機約90機を搭載。乗組員約5000人で「浮かぶ軍事基地」と呼ばれている。
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