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ソウル雑踏事故 管轄の警察署長・消防署長・区長を過失致死容疑で立件

2022.11.07 16:05

【ソウル聯合ニュース】156人が亡くなったソウルの竜山区梨泰院での雑踏事故を捜査している韓国警察庁の特別捜査本部は7日、李林宰(イ・イムジェ)前竜山警察署長や朴熙英(パク・ヒヨン)竜山区長、チェ・ソンボム竜山消防署長を業務上過失致死傷などの疑いで立件したと明らかにした。事故当日の先月29日にソウル警察庁の状況管理官を務めた柳美眞(リュ・ミジン)総警も同様の疑いで立件した。

2日、竜山警察署の家宅捜索を行うため、同署に入る警察庁特別捜査本部の関係者=(聯合ニュース)

 事故を管轄する竜山区の関係機関のほか、警察の上層部やソウル市、行政安全部など上級機関に捜査が拡大する可能性もある。

 同本部は李林宰・前竜山警察署長に対しては、事故現場に遅れて到着し、ソウル警察庁長など上層部に遅れて報告したとして、職務遺棄の容疑も適用した。李氏が事故発生直後に現場に到着したと報告書を改ざんしたという疑いを巡っては、報告書を作成した職員を呼んで調べる方針だ。

 チェ・ソンボム竜山消防署長は事故発生当時、警察との共同対応や現場に出動する過程で適切に対処しなかったと判断している。

 朴熙英・竜山区長に対しては、関係機関との協議など事故の予防対策を講じていたかどうかなどを調べる方針だ。

 同本部の報道官は記者会見で、「行政安全部やソウル市の法令上の責務と役割についても法理的に検討している」と述べ、上級機関を捜査する可能性も示唆した。警察トップの尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長や金光浩(キム・グァンホ)ソウル警察庁長ら警察上層部が事前対策や事故対応を適切に行ったかについても確認する方針を示した。

 同本部は竜山警察署の梨泰院ハロウィーンイベント関連の情報報告文書が事故後に削除され、この過程で証拠隠滅や懐柔が行われたことを確認し、捜査している。竜山警察署の情報官らはハロウィーンを控え梨泰院に多くの人が集まり、事故が懸念されるという内容の報告書を多数作成した。報告書には警察官の増員が必要との意見も盛り込まれたとされる。事故後、竜山警察署の情報課長らの幹部がこのような報告書が作成されたことを隠蔽しようとしたという疑惑が出ている。警察の諜報管理システムに登録された報告書は内部の情報管理規定により72時間以内に削除される。だが、報告書を作成した情報官の業務用パソコンでも報告書のファイルが削除され、懐柔があったとみて情報課長と係長を職権乱用権利行使妨害と証拠隠滅、業務上過失致死傷の疑いで立件した。

 同本部はこれまでに証拠物611点や録音ファイルなど電子情報6521点など計7134点を押収し、分析していると明らかにした。事故現場付近の防犯カメラの映像57点、SNS(交流サイト)に投稿された映像78点、提供を受けた映像22点の計157点の映像は1次解析を終えた。

kimchiboxs@yna.co.kr

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