【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は8日、年末の深夜のタクシー不足解消に向け、個人タクシーの勤務ローテーションを設けて営業日を制限する部制(強制休業制度)を今月10日から年末まで全面廃止すると発表した。
深夜に客を待つタクシー(資料写真)=(聯合ニュース)
現在、ソウル市の深夜時間帯のタクシー供給台数は1日あたり2万台程度で、新型コロナウイルス流行前の8割程度にとどまる。コロナ対策の行動制限が解除されて以降で初となる今年の年末に深夜のタクシー不足が深刻化すると見込まれることから、市は深夜のタクシーと公共交通機関の供給を増やす。
個人タクシーについては現行の3部制などを廃止して夜間の供給を増やし、法人タクシーに対しては現在の2交代制を夜間組中心に見直すなどし、深夜のタクシー供給を計7000台程度増やす考えだ。
市は深夜時間帯に運行するバスについても輸送力を8000人増やすため、12月1日から一部路線の延長や増便を実施する。
tnak51@yna.co.kr