【金海聯合ニュース】韓国警察は9日、南東部・慶尚南道金海市のワンルームマンションで7日に20代の脱北者が死亡しているのが発見されたと発表した。
一人暮らしの脱北者が死亡しているのが発見された(資料写真)=(聯合ニュース)
一人暮らしをしていたこの脱北者の祖母が、孫と連絡がつかないため警察官と一緒に家を訪れたところ、遺体を発見したという。
室内には開封済みの薬の袋が多数残されていた。警察は数年前からうつ病やアルコール依存症と診断され、治療を受けてきた脱北者が服用していた薬であることを確認した。
遺族が数日前から連絡が取れなかったと話していることから、警察は先週末ごろに死亡したと推定している。
遺書は見つかっておらず、9日午前に行われた解剖の結果、目立った外傷はなかった。
この脱北者は小学生になる前の2004年6月、祖母、父親とともに韓国に渡った。高校卒業後は家族と離れて暮らし、大学には進学せず日雇い労働者として暮らしていたという。
ynhrm@yna.co.kr
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