【ソウル聯合ニュース】北朝鮮問題を担当する韓国と中国の高官が15日、テレビ電話方式で協議し、朝鮮半島情勢を巡り意思疎通や協力を行う必要があるとの認識で一致した。今後も緊密に協力を続けるという。
テレビ電話で協議する金健氏と劉暁明氏(韓国外交部提供)=(聯合ニュース)
韓国外交部によると、金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長はこの日、中国の劉暁明・朝鮮半島特別代表と協議。北朝鮮の核問題を巡って外交チャンネルを通じ韓中間で意思疎通が続けられたことや、多国間会議を機に最高レベルで緊密な協議が行われたことを高く評価した。
また金氏は、北朝鮮が前例のない頻度で挑発を続け、朝鮮半島や域内の緊張を高めていることに懸念を表明。北朝鮮が挑発をやめ、非核化に向けた対話に乗り出すよう中国が積極的な役割を果たすよう呼び掛けた。北朝鮮が7回目の核実験に踏み切る可能性が高まっている状況で、中国が強いメッセージを発信する必要あるとも強調した。
これに対し劉氏は、中国が朝鮮半島の平和・安定を守るとともに非核化実現に向け建設的な役割を果たしていくと応えた。
北朝鮮問題を担当する韓国と中国の高官による協議は7月末の電話協議以来、約4カ月ぶり。
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