【ソウル聯合ニュース】韓国政府は、158人が死亡したソウル・梨泰院での雑踏事故で関連業務を担当していた警察幹部やソウル市の公務員が相次いで死亡したことを受け、災害現場で勤務する公務員の支援に乗り出す。行政安全部の金星鎬(キム・ソンホ)災難安全管理本部長が16日の記者会見で発表した。
雑踏事故の現場に供えられた花束=(聯合ニュース)
政府は災害現場で勤務する公務員に対し▼手当の支給と処遇改善▼災害補償とカウンセリング▼休息権の保障▼業務の空白解消▼自負心の向上――の五つの分野で支援を行い、士気を高める方針だ。
また、事故により経営難に直面した梨泰院地域の小規模事業者に対し、竜山区の条例に基づき中小企業育成基金を活用して低金利で融資を行う計画だ。地方税の納付期限延長、滞納処分の猶予などの支援策も並行して行う。
一方、政府は雑踏事故で死亡した人の氏名を公開したインターネットメディアに対し、個人情報侵害の申し立てがあれば調査に乗り出す方針だ。
個人情報保護委員会は事故による個人情報侵害の通報を受け付けており、早ければ今月末にも通報・調査状況を公表する予定だ。氏名の公開に対する申し立てはまだないという。
ynhrm@yna.co.kr
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