【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は24日に発表した経済見通し改定版で、2023年の経済成長率見通しを2.1%から1.7%に下方修正した。消費者物価の上昇率予測は3.7%から3.6%へと小幅に引き下げた。
韓国銀行は来年の経済成長率見通しを1%台に下方修正した(資料写真)=(聯合ニュース)
経済成長率の見通しは2%台と見込まれる韓国経済の潜在成長率を下回り、新型コロナウイルスの影響でマイナス成長となった2020年(マイナス0.7%)、世界金融危機を経た09年(マイナス0.8%)を除けば2000年以降で最も低い水準となる。
また、3%台の物価上昇率は今年を除けば世界金融危機が始まった08年(4.7%)以来の高水準。韓国銀行の物価安定目標である2%を大幅に上回っており、来年もインフレの流れは続くとの見方を示したといえる。
修正後の経済成長率見通しはアジア開発銀行(ADB、2.3%)、国際通貨基金(IMF、2.0%)、格付け大手のフィッチ・レーティングス(1.9%)、経済協力開発機構(OECD、1.8%)、韓国開発研究院(KDI、1.8%)など多くの機関より低く、韓国金融研究院(1.7%)と同一となっている。
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