【ソウル聯合ニュース】韓国軍当局は、北朝鮮が「核武力の完成」を宣言してから29日で5年となるのを前に、北朝鮮軍の動向を注視している。
北朝鮮が公開した今月18日のICBM発射場面=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は24日の定例会見で、北朝鮮軍の状況に関し「韓米は緊密な連携の下で関連動向を綿密に追跡・監視している」とし、「確固たる備えを維持している」と伝えた。現在のところ、北朝鮮軍に注目すべき変化はないという。
北朝鮮は2017年11月29日、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」の発射実験に成功したと表明し、「国家核武力の完成」を宣言した。
一方、北朝鮮が今月18日にICBMを発射した地点が過去と異なったとする報道に関し、キム氏は「韓米情報当局が当日の状況について精密に分析と評価を行っている」と述べた。
米政府系メディアのボイス・オブ・アメリカ(VOA)はこのほど、18日のICBM発射場所が今年3月の発射地点から4キロほど離れていたと報じた。これを巡り、兵器システムと移動式発射台の安定性が高まり、作戦半径が広がったとの見方が出ている。
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