【東京聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者で人権擁護に取り組んだ故金福童(キム・ボクドン)さんの生涯を追った韓国のドキュメンタリー映画「金福童」が、21日の東京を皮切りに日本の8カ所で上映される。日本の市民団体「日本軍『慰安婦』問題解決全国行動」が19日、伝えた。
映画「金福童」は韓国で2019年に上映された(配給会社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
映画は21日に東京都中野区のなかのZEROで上映される。同作のソン・ウォングン監督があいさつし、トークイベントを行う。
大阪と神戸、滋賀、広島、京都、川崎、北海道でも、5月にかけて上映会が開かれる。
韓国では2019年に公開された。その後、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響があり、今回ようやく日本で上映されることになった。
金さんは1926年生まれ。慰安婦だったことを92年に公表した後、日本に慰安婦問題の謝罪を求めて闘い続け、「慰安婦被害者の象徴」とされた。2019年1月に死去した。
金さんは日本の朝鮮学校の生徒に奨学金を贈り、日本を訪れて生徒たちを激励したこともあった。
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