【世宗聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)は最新の世界経済見通しで、韓国の2023年の成長率予測を1.7%と昨年10月の見通しから0.3ポイント引き下げた。世界経済の成長率は前回予測の2.7%から2.9%に引き上げた。韓国企画財政部が31日、伝えた。
IMFが新たな世界経済見通しで韓国の成長率予測を下方修正した(コラージュ)=(聯合ニュース)
IMFは韓国経済の23年の成長率見通しを3回連続で下方修正したことになる。昨年7月に2.9%から2.1%に、10月も2.0%に引き下げている。下方修正の理由には特に言及しなかった。
1.7%という成長率は、経済協力開発機構(OECD)と韓国政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)がそれぞれ予測する1.8%より低く、韓国銀行(中央銀行)の予測と同じ。韓国政府は1.6%、アジア開発銀行(ADB)は1.5%と予想している。
IMFは24年の韓国の成長率見通しも2.7%から2.6%に引き下げた。
主要機関が予測する23年の韓国の成長率(上半期、下半期、年間)。左から韓国銀行、韓国企画財政部、現代経済研究院、LG経営研究院、野村証券=(聯合ニュース)
一方で23年の世界経済については成長率の予測を0.2ポイント上方修正した。物価上昇対応としての主要国の利上げとウクライナ危機が続いているものの、中国の経済活動再開に伴う景気回復への期待感が膨らんでいること、米国や欧州などで予想を上回る堅調な消費・投資がみられることを根拠に挙げた。
米国の成長率を前回予測した1.0%から1.4%に引き上げたほか、ユーロ圏は0.5%から0.7%に、中国も4.4%から5.2%に、それぞれ上方修正した。
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