【ソウル聯合ニュース】韓国で国民的な人気を誇る詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ、1917~1945)の命日に合わせた献花式が11日、尹東柱が朝鮮半島から日本に留学した際に学んだ同志社大の今出川キャンパス(京都市上京区)で開かれる。
過去の献花式で尹東柱の詩碑の前で手を合わせる人たち=(聯合ニュース)
同大の卒業生らでつくる「尹東柱を偲(しの)ぶ会」と「同志社コリア同窓会」は毎年、尹東柱の命日(2月16日)に合わせ献花式と講演会を開催してきた。新型コロナウイルス禍のため2020年を最後に講演会は見合わせていたが、今年は3年ぶりに実施する。
献花式は午後1時半から今出川キャンパスにある尹東柱の詩碑の前で開く。同2時すぎからは良心館301号室で講演会が催される。講師は司祭の井田泉さんで、「『空(天)と風と星と詩』初版本に見る尹東柱の面影」と題して話す。献花式、講演会は誰でも参加できる。
尹東柱は1942年に日本に渡り、立教大や同志社大で学んだ。ハングルで詩をつくったとして同志社大在学中に治安維持法違反の疑いで逮捕され、44年に懲役2年の刑が確定。45年2月16日に福岡刑務所で獄死した。
sarangni@yna.co.kr
キーワード