【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の韓国ギャラップが３日発表した調査結果によると、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の支持率は３６％で、前週から１ポイント下落した。不支持率も１ポイント下落の５５％だった。
「納税者の日」の記念式典に出席した尹大統領＝３日、ソウル（聯合ニュース）
支持する理由は「労働組合への対応」（２１％）、「公正・正義・原則」（１１％）、「不正腐敗の撲滅」「経済・国民生活」「国防・安全保障」（それぞれ６％）、「外交」（５％）、「全般的にうまくやっている」「変化・刷新」（それぞれ４％）などの順だった。「労働組合への対応」は２週連続でトップに挙がった。
一方、支持しない理由としては「経済・国民生活・物価」（１４％）、「人事」（１０％）、「外交」（９％）、「全般的によくやっていない」「検察改革ができていない・検察の過度な権力」「独断的・一方的」「経験・資質の不足、無能」（それぞれ６％）、「コミュニケーション不足」（５％）、「公正でない」（４％）などが挙がった。旧正月（今年は１月２２日）以降は継続して「経済・国民生活・物価」が不支持理由の１位となっている。
韓国ギャラップは、今回不支持の理由として人事問題が浮上したのは、警察の捜査を取り仕切る国家捜査本部長に任命された弁護士の鄭淳信（チョン・スンシン）氏が息子の校内暴力問題で任命取り消しとなった影響だと分析した。
政党支持率は保守系与党「国民の力」が前週から２ポイント上昇の３９％、革新系最大野党「共に民主党」は５ポイント下落の２９％だった。革新系野党「正義党」は５％。支持政党がない無党派は２７％だった。
国民の力と共に民主党の支持率の差が２桁台に広がり、共に民主党の支持率が３０％を割り込んだのは昨年６月末以来８カ月ぶり。
調査は先月２８～今月２日に全国の満１８歳以上の１００１人を対象に実施された。
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