【東京聯合ニュース】日本を16日に訪問した韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、同日に岸田文雄首相と首脳会談を終えた後、夕食会と2次会でお酒を交えながら親睦を深めたと伝えられた。
銀座の洋食店で乾杯する尹大統領(左)と岸田首相=16日、東京(聯合ニュース)
両首脳はまず、夫人同伴で東京・銀座のすき焼き店「吉澤」で夕食を取った。
さらに両首脳は近くの洋食店「煉瓦亭」に席を移した。オムライスやポークカツレツといった洋食が発祥した店と言われる。ビールのグラスを傾けていた尹大統領は親睦のしるしとして韓国の焼酎も飲もうと提案し、岸田首相はビールと韓国焼酎を味わいながら、韓日の友好の味と評したという。日本特産の芋焼酎も登場した。
打ち解けた雰囲気の中、尹大統領は任期内(2027年5月まで)に韓日関係をかつてないほどに進展させたいと意欲を示し、岸田氏も賛同したと伝えられる。
首脳が相互に往来する「シャトル外交」の再開により、次回は岸田首相が韓国を訪問する。岸田首相は訪韓時に再び尹大統領と親睦を深める場を持ちたいと希望したとされる。
一方、日本の一部のメディアは首脳会談で独島への言及があったと報じたが、大統領室関係者は17日、少人数会合と全体会合のいずれも「独島と関連した話は全くなかった」と記者団に語った。
岸田首相が尹大統領に韓日間の慰安婦問題合意の履行を要請したとの報道に関しては「会談の内容を全て公開することは適切でなく、正式な発表を中心にみるのがよい」と答え、否定はしなかった。ただ、文在寅(ムン・ジェイン)前政権での合意の扱いに関しては「(当時与党だった現最大野党の)共に民主党がどんな立場だったのか明らかにすることが状況を理解する上で役立つだろう」と述べた。
2次会を終えて店を出た両首脳=16日、東京(聯合ニュース)
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