【世宗聯合ニュース】韓国の李昌洋(イ・チャンヤン)産業通商資源部長官は22日、日本が半導体などの製造に必要なフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジスト(感光材、フォトレジスト)の3品目について対韓輸出規制を解除し、韓国が日本の輸出規制措置に対する世界貿易機関(WTO)への提訴を取り下げる手続きが今週中に終了すると明らかにした。政府世宗庁舎で行った16~17日の訪日の成果に関する記者会見で述べた。
李昌洋長官(資料写真)=(聯合ニュース)
また、輸出手続きを簡素化する「ホワイト国」に日本を復帰させるため、今週中に戦略物資輸出入告示改正の手続きに着手する一方、日本と関連協議を進めると説明した。
李氏は先の韓日首脳会談と日本の対韓輸出規制措置解除が両国間の経済協力やグローバル供給網(サプライチェーン)の安定化に向けた協力の礎になると評価した。「これまで中断されていた政府間の協議が始まることで両国企業間のビジネス協力と投資が活性化される雰囲気が作られた」としたうえで、「世界的に技術覇権主義が広まり、新たな通商規範が形成される中、交易と産業構造の側面で互いに補完し合う点が多い両国が共同で対応できる環境がつくられた」と強調した。
同部は半導体など韓国先端産業の製造メーカーと日本の素材・部品・装置メーカーとの連携を土台に安定的な供給網の構築に向けて、ソウル近郊の京畿道・竜仁の半導体クラスター(集積地)に日本企業を誘致する計画だ。
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