【ソウル聯合ニュース】1~2月の韓国自動車市場で販売台数が最も多かった国産エコカーは、現代自動車の新型「グレンジャー」のハイブリッド車(HV)で8109台だった。大型セダンのグレンジャーは昨年末に7代目が登場し、今年1~2月に1万8948台を売り上げたが、そのうちHVモデルが42.8%を占めた。同社が27日までに集計結果を明らかにした。
7代目となる新型の「グレンジャー」(資料写真)=(聯合ニュース)
グレンジャーHVは、エコカー販売2位の起亜「ソレント」HV(5455台)を大きく引き離した。
グレンジャーは2013年の5代目発売時に初めてHVモデルが投入された。HVの販売台数は17年までグレンジャー全体の10%台にとどまっていたが、6代目が登場した18年(21.7%)に初めて20%台を記録し、21年(30.3%)と22年(30.2%)には30%台に拡大した。13年から23年2月までの累計販売では19.7%を占める。
電気自動車(EV)への関心が高まる中、HVは充電環境などの問題のためにEV購入が難しい人たちの次善策として需要を維持してきた。国土交通部によると、22年末時点で国内のHV登録台数は約117万台で、前年末から28.9%増加した。
現代の今年2月のHV販売台数は8846台で、前年同月(4069台)の2倍以上だった。そのうちグレンジャーが4396台で前年同月の約3.3倍に伸びた。「ツーソン」(1606台)は147.1%、「サンタフェ」(1536台)も80.9%、それぞれ増加した。
今年のエコカー市場でもHVの覇権争いが注目される。起亜が「カーニバル」HVモデルの生産を始めるとされるほか、HVに強みを持つトヨタなど海外勢も新型車で韓国市場の攻略に乗り出している。
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