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韓国大統領室の外交・安保ラインに「異変」 安保室長交代説も

2023.03.28 14:05

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の訪米を約1カ月後に控え、大統領室の外交・安全保障ラインに「異変」が見られている。儀典秘書官と外交秘書官が相次いで交代したのに続き、外交・安保政策を統括する金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長の去就問題まで浮上した。

金聖翰・国家安保室長(資料写真)=(聯合ニュース)

 尹大統領は4月末に米国を国賓として訪問し、バイデン大統領と首脳会談を行う。韓国の今年最大の首脳外交イベントといえる訪米の調整中に問題が生じ、その問題を踏まえた人事との分析も出ている。

 尹大統領は先ごろ、李文熙(イ・ムンヒ)外交秘書官を交代した。金一範(キム・イルボム)儀典秘書官も尹大統領の訪日を控えた今月10日に辞任したばかり。大統領室は2人の交代について、「個人の都合による辞任」「激務による交代」と説明した。だが、大統領の訪日と訪米を前に主要秘書官が相次いで交代したのは異例との見方が大勢だ。職業外交官出身の2人は昨年5月の尹大統領就任当時に起用され、尹大統領の海外訪問の際には近くで補佐してきた。

 複数の関係者は2人の交代の背景には「重大な事案」があると伝えている。米側が尹大統領の訪米に合わせ韓流スター関連プログラムを提案したが、尹大統領に報告されていなかったことが判明し、問題となったという説がある。

 こうした中、大統領の外交・安保政策決定に最も大きな影響を与える国家安保室長の去就問題も報じられている。金室長は今月5日にワシントンを訪問し、米側と尹大統領の訪米を調整した。大統領室は金室長の交代説について、「聞いたことはない」との立場を明らかにした。金大棋(キム・デギ)大統領秘書室長も「事実無根」と周囲に述べたという。

 ただ、新たな人事が断行されるとしても韓米首脳会談前に行われる可能性は低いとみられる。国会議員でもある朴振(パク・ジン)外交部長官が来年4月に実施される総選挙に出馬する可能性が取り沙汰され、韓米首脳会談後に外交・安保ラインの全面的な改編が行われるとの見通しもある。

kimchiboxs@yna.co.kr

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