【ソウル聯合ニュース】経済状況が厳しい中、韓国国会議員の約87%は昨年資産を増やしたことが31日、分かった。
昨年、韓国の国会議員の87%は資産が増えたことが分かった(コラージュ)=(聯合ニュース)
議員が定期的に報告する資産変動の内容を国会の公職者倫理委員会が公表した。資産の平均は34億8462万ウォン(約3億6000万円)で、前年より3億ウォン以上増加した。政党別では与党「国民の力」の議員が平均56億7309万ウォン、最大野党「共に民主党」が21億2818万ウォン、「正義党」は8億790万ウォンだった。
議員296人のうち、昨年12月31日時点で1年前より資産が増えたのは258人(87.2%)となり、前年(83.0%)を上回った。
増加幅をみると、資産が1億ウォン以上増えた議員は206人だった。1億~5億ウォン未満が180人(60.8%)と半分以上を占めたが、10億ウォン以上も8人(2.7%)いた。
一方、資産が減少した議員は38人だった。
議員のうち、資産総額が最も多かったのは「国民の力」の安哲秀(アン・チョルス)氏だった。自らが創業したセキュリティーソリューション企業「アンラボ」の株式の評価額が大半を占め、株価下落などで前年より約693億ウォン減少したが、約1347億ウォンを申告した。
50億ウォン以上の資産を持っているのは33人(11.1%)で、20億~50億ウォン未満が83人(28.0%)、10億~20億ウォン未満が104人(35.1%)、5億~10億ウォン未満が54人(18.2%)、5億ウォン未満が22人(7.4%)となった。
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