◇金正恩とプーチン氏 北朝鮮軍のウクライナ国境派遣は協議せず
ロシアのペスコフ大統領報道官は、極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で13日(現地時間)に行われたプーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の会談で、朝鮮人民軍のウクライナ国境派遣に関する協議は行われなかったと明らかにした。インタファクス通信によると、ペスコフ氏は国営テレビのロシア1の番組で、同会談で朝鮮人民軍派遣計画について協議が行われたかという質問に答えた。会談には両国長官らが同席し、両国関係の発展について意見が交わされたと伝えた。
北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、金正恩氏(左)が13日(現地時間)にボストーチヌイ宇宙基地でロシアのプーチン大統領と首脳会談を行ったと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
◇米高官「北朝鮮の軍事力を強化するいかなる合意も重大な懸念」
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は13日の記者会見で、北朝鮮の金正恩国務委員長とロシアのプーチン大統領の会談を受け、急速に深まっているロ朝間の軍事関係に対する懸念を持っているとして、北朝鮮の軍事力を強化するいかなる合意もわれわれにとって重大な懸念だと述べた。また、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻を支援しないという約束を守るよう求め続けるとし、地球上のどの国も、誰も、プーチン氏が罪のないウクライナ国民を殺害することを助けてはならないと強調した。
◇韓国鉄道労組きょうから4日間スト 旅客・貨物列車の運行縮小へ
全国鉄道労働組合(鉄道労組)は14日、午前9時から全面ストライキを実施する。18日午前9時まで4日間実施する計画。スト期間中、韓国鉄道公社(コレール)は高速鉄道(KTX)などの旅客列車の運行本数を平時の58~75%、貨物列車は27%に減らす予定で、利用客や物流への影響が懸念される。
鉄道労組の全面ストライキを知らせるソウル駅の掲示板=14日、ソウル(聯合ニュース)
◇米政府 韓国へのF35売却を暫定承認
米国務省は13日(現地時間)、韓国への対外有償軍事援助(FMS)方式によるステルス戦闘機F35の売却を暫定的に承認した。国防総省傘下の国防安全保障協力局(DSCA)は同日、韓国政府が要請した50億6000万ドル(約7450億円)相当のF35と関連装備の購入を国務省が暫定的に承認したと発表した。最大25機のF35とエンジン、電子戦装備、軍需・技術支援などが含まれる。