【ソウル聯合ニュース】ロシアを訪問している北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は現地で別途の宿泊施設を利用せず、専用列車に泊まっているようだ。複数の現地関係者が17日伝えた。
北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、金正恩氏が16日にウラジオストクを訪問したと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
複数の関係者によると、金正恩氏はロシア入りしてから徹底した警護・セキュリティー機能を備えた専用列車に宿泊しているようだ。
金正恩氏の専用列車は警護のため厚い装甲に包まれており、時速は普通の列車より遅い60キロ程度にとどまるという。
2019年4月にプーチン大統領と初の首脳会談を行った当時はウラジオストクの極東連邦大学内の施設に宿泊した。
現地関係者は「金正恩氏が外部の施設で宿泊した姿は確認されていない。警護・セキュリティー問題に気を遣う金正恩氏の意向が反映されたようだ」と話した。
金正恩氏は今回の訪ロのため、10日に専用列車で北朝鮮から出発した。12日午前にロ朝国境に位置するロシアのハサン駅に到着。その後、北側に1550キロ移動して、極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で、13日にロ朝首脳会談を行った。
金正恩氏の専用列車は現在、ロシア極東部・沿海地方にあるアルチョームに停車しているとされる。
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