◇尹大統領 米NY到着後6時間で6カ国首脳と会談
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は国連総会出席のため米ニューヨークを訪問した18日から各国首脳と個別に会談し、尹政権が目指す2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致への支持を訴えた。尹大統領はニューヨークに到着してからわずか6時間でスリランカ、サンマリノ、ブルンジ、チェコ、デンマーク、モンテネグロの6カ国首脳と会談するという前例のないタイトなスケジュールをこなした。会談は約20分ずつ行った。
米ニューヨークで会談した韓国の尹大統領(右)とスリランカのウィクラマシンハ大統領=18日、ニューヨーク(聯合ニュース)
◇文前大統領 平壌共同宣言の記念行事に出席へ
18年に当時の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が署名した「平壌共同宣言」から5年を迎えた19日、文氏はソウル市内で開かれる記念行事に出席する。文氏がソウルで公式行事に出席するのは昨年5月の退任後初めて。文氏側と準備委員会によると、文氏は今回の行事であいさつする予定だ。韓米日軍事協力が強化され、朝中ロの結束も強固になる動きを見せていることから、朝鮮半島における新冷戦構図に懸念を表明するとみられる。
◇金正恩氏 訪ロ終え18日早朝に帰国
北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩国務委員長がロシア訪問を終え、帰国したと報じた。18日早朝に北朝鮮側の国境にある豆満江駅を通過したという。今回の訪ロを通じ、金正恩氏がプーチン大統領と親善を深め、ロ朝関係発展に向けて新たな章を開いたと評価した。金正恩氏は10日に専用列車で北朝鮮を出発。13日にロシア極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地でロ朝首脳会談を行った。16日には極東沿岸部のウラジオストクを訪問して戦闘機生産工場など軍事施設を視察した。北朝鮮を出発した日を基準にすれば、今回の訪ロ期間は9日間となる。
◇現代自労組が賃上げ交渉案可決 5年連続スト回避
現代自動車の労組は18日、組合員4万4643人を対象に今年の賃金と団体交渉暫定合意案の賛否を問う投票を行った結果、投票者3万8603人のうち2万2703人(58.8%)の賛成により可決されたと発表した。今年の合意案には基本給11万1000ウォン(約1万2400円、号俸昇給分含む)の引き上げ、成果給300%プラス800万ウォン、激励金100%プラス250万ウォン、伝統市場商品券25万ウォン、株式15株支給などが含まれている。基本給の引き上げ幅が11万ウォンを超えたのは今回が初めて。これにより、現代自動車労使は19年から今年まで5年連続でストライキを経ることなく交渉妥結に至った。