≪韓国軍「中距離級以上、平壌から発射」≫
韓国軍合同参謀本部は13日、北朝鮮が同日午前7時23分ごろ、平壌から朝鮮半島東の東海上に向けて中距離級以上の弾道ミサイル1発を発射したと発表した。北朝鮮による弾道ミサイル発射は、先月27日の短距離弾道ミサイル(SRBM)発射以来17日ぶりで、今年9回目。中距離級以上は先月16日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」発射以来となる。
北朝鮮メディアは今月11日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が前日に党中央軍事委員会の拡大会議を主宰したと報じた。金正恩氏が、韓国の首都圏やソウル南方・京畿道平沢市にある在韓米軍基地といった主要目標を記した「作戦地図」を指し示し、指示を出すような姿も公開した。また同氏が「戦争抑止力をさらに攻勢的に拡大し、効果的に運用する必要性を強調した」と伝えている。
北朝鮮は先月27日のSRBM発射について、仮想の核襲撃を行い、標的の上空で弾頭を空中爆発させたと主張。また今月7日以降、北朝鮮は南北共同連絡事務所と軍通信線を通じた韓国との定時連絡に応答していない。
ほかに北朝鮮は先月28日に戦術核弾頭「ファサン(火山)31」を公開し、今月8日には核無人水中攻撃艇「ヘイル(津波)2」の水中爆発実験を報じるなど、武力誇示を繰り返している。
(2023年4月13日、聯合ニュース)
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